「整える」はたらきのためには、夜中の間は眠れているようにしましょう。
東洋思想では、この時間に熟睡できていることが大切と考えられています。​

エネルギーなどの体内の流れをスムーズに巡らせることを意識。
身体をしめつける服ではなく、ゆったりした服を身に着けてみましょう。

オススメの食材はシソやバジルなどの香草、柑橘系のフルーツ、春の山菜など緑の食材です。独特の芳香や爽やかな味わいは、忙しい時の気分転換にもぴったり。食事に取り入れて、ゆっくり味わってみて。

「巡る」はたらきのためには、身体を動かして適度に汗をかくのがいちばんです。
軽い散歩やストレッチを取り入れたり、きちんと湯船につかるようにしてみましょう。

巡りのためには、睡眠もしっかりと。東洋思想では、巡りが活性化する昼間、ランチ後に15〜30分程度お昼寝をするのも良いといわれています。

オススメの食材は唐辛子やショウガなど、ポカポカした刺激をくれるスパイス。運動不足などでうまく汗が出ず、身体に熱が溜まっている感じがする時は、ゴーヤやスイカなど、夏によく食べられている食材を取り入れてみましょう。

「つくる」はたらきには、1日のエネルギーのもとになる朝食が欠かせません。
食べる時間も大切で、東洋思想では、遅くても身体が動き出す午前9時までに朝食を済ませるのが大切と考えられています。

冷たいものや油っこいもの、水分のとりすぎは負担になるので要注意。
夏場でも、なるべく常温の飲み物で水分補給をするようにしましょう。

オススメの食材はとうもろこしやカボチャなどの黄色い食材。キャベツや大根など、ビタミンなどが豊富で胃に優しいといわれているものを、普段のお料理の付け合わせにするのも良いでしょう。おなかに優しいおかゆも強い味方です。

東洋思想では、「守る」はたらきのためには、朝方にしっかり睡眠がとれていることが大切と考えられています。
睡眠中はホコリなどを吸い込みやすいので、朝起きたらまずは窓を開け、新鮮な空気を身体に取り入れましょう。

口呼吸をしていると、外気の汚れや細菌などがダイレクトに入ってきてしまいます。
意識して口を閉じ、鼻で呼吸をするようにしましょう。

オススメの食材は白菜や冬瓜、大根などの白い野菜や、柿や梨、いちじくなどのフルーツ。いずれもビタミンや水分が豊富です。野菜はスープにすると栄養素や水分を一緒にとることができ、喉もうるおしてくれますよ。​

「保つ」はたらきのためには、とにかく「冷やさない」ことが大切です。特に冬は防寒対策をして、太陽の暖かい光を浴びましょう。食べ物や飲み物も、身体を冷やすようなものは避けましょう。​

東洋思想では、夕方の5時〜7時の間は「保つ」はたらきの充足にあてたい時間帯とされています。夕方の家事や仕事で踏ん張りどころの時間帯ですが、あまり無理をしないようにしましょう。​​

オススメの食材は、黒豆や黒ごま、ひじきなどの黒い食材。そして、昆布やわかめ、くるみなど。いずれも、美容に大切なミネラルやポリフェノールがギュッと詰まっています。ハリのある毎日のために、意識して様々な食材から栄養を取り入れましょう。​